本書は、京都、滋賀、大阪、兵庫にある、古くからの街並みや
歴史的建造物、伝統行事を紹介しています。
数々の写真を見ると「原風景」という言葉を思い浮かべます。
原風景とは本来、人の心の奥にある原体験を元にした風景です。
けれども、山間部や海辺であろうと、都会で育っていようと、
郷愁を覚えるのはなぜでしょうか。
経験していないのに懐かしく、心が安らぐこの風景がいつまでも
残っていてほしいと願わずにはいられません。
写 真: 清永 安雄
出版社: 産業編集センター