動物にとって見た目は10割、知能は生き残るための性能の一つに
すぎないそうです。
読み進むにつれ、世間で信じられている特性やイメージ、微笑ましいと
思われたエピソードなどが次々と覆されていきます。
言ってはいけない人間界の残酷すぎる真実を書いた本がベストセラーに
なりましたが、動物界はさらに残酷です。
すべては生存するため、そして自分の種を残すため。
その涙ぐましい努力はツッコミどころ満載、爆笑した後にはどこか
空恐ろしさも残ります。
知れば知るほどおもしろい動物の世界は、小説よりはるかに奇なる
ものでした。
著 者:松原 始
出版社: 山と渓谷社