三十三間堂で約千体の仏像を見た時、なぜ多くの人は圧倒されるのでしょうか。
信仰から生まれ、作られた当時は鮮やかな彩色が施されていた仏像。
長い年月を経て金色の輝きが失せ、塗装も剥落するにつれ、私たちの心に訴えかける
何かを形成していったような気がします。
現在、国宝指定された仏像のほとんどは奈良、京都に揃っているそうです。
その中でも出会うべき仏像を紹介したのが本書です。
お寺の歴史、境内の様子、各仏像の魅力やモデルコースまでも丁寧に解説しています。
難しいことは考えず、いつか一人で静かに訪れたい。
そんな場所がまた増えました。
著 者:福岡 秀樹
出版社:メイツ出版