ボーっとしている時は、実は「デフォルト・モード・ネットワーク」という、脳全体が活性化している状態です。
突然何かを頼まれた時はボーっとしてしまい、断れない理由が次々にひらめいてNOと言えなくなるのだそうです。
瞬時に、メリット、デメリットを考え、NOと言った後まで考えるからこそ、後から判断が正しかったのかと苦しみ、断れなかった自分を責めるのです。
NOという言葉は、想像以上に私たちの生活に大きな影響を与えています。
本書の1章から3章には、不快なことに対してNOと言える考え方の練習方法と、それによって生まれる効果が書かれています。
ここまででも十分読み応えがあるのですが、本書ではさらに、NOを言わせない人への対処法も書かれています。
断れなくて損していると感じている方、ぜひ本書を手に取ってください。
著 者:大嶋信頼
出版社:宝島社