働き盛りの日本人の死因を見ると、自殺がすべての年代で上位を占めているそうです。
ストレスが直接の原因の場合もあるでしょうし、ストレスによって引き起こされた疾患が原因の場合もあるでしょう。
いずれにしても、ストレスが人を死に追いやっているのは現代社会において紛れもない事実なのです。
著者は銀座にクリニックを構える精神科医です。
場所柄、キラーストレスに苦しむ大企業のビジネスマンを数多く診てきました。
その経験を元に、キラーストレスがどのように生まれるのか、身を守るにはどう対処すればいいのかなど、実例をあげながら紹介しています。
本書を読むと、「この時点で受診していれば、違う解決策があった」という記述が何度か見られます。
もしも、自分の感じているストレスがスナイパーになるかもしれないと感じているなら、ぜひ本書を手に取ってみてください。
著者:茅野分
出版社:PHP研究所