2016年、JR九州は会社発足から30年の時を経て株式上場を果たしました。
分割民営後、厳しい経営状況から本州以外は「三島」と呼ばれました。
国鉄時代の大赤字に加え、九州は自然災害の発生も多い地域です。
そんな逆境の中でも挑戦を繰り返し、ついには水戸岡鋭治デザインによる豪華寝台列車「ななつ星in九州」の運行も始めました。
その軌跡を中心人物である現JR九州会長の唐池氏が語ります。
東日本大震災の直前、九州新幹線が全線開通し、180秒に及ぶ「祝九州縦断ウェーブ」のCMが話題になりました。
鉄道会社が運ぶものは人や荷物だけではない。
CMを見た時に感じた熱さは、そのままJR九州の熱さだったのかもしれません。
著者:唐池 恒二
出版社: PHP研究所