著者は「手づくり暮らし研究家」です。
京都の古い町家から「ものを作る、幸せのかたちを作る」をテーマに、手づくりのあるほんのりていねいな暮らしを提案しているそうです。 (ブログより)
本書は、こんな服や小物があったらいいなあ、と著者が手づくりしたものを集めた1冊です。
布というのは不思議な素材です。
1枚の布から曲線を描いた立体が作れます。
わずかな端切れを集めて大きな1枚にしたり、アップリケして飾りにすることも可能です。
お金を出せば何でも入手でき、100円や300円均一ショップに行けば、こんな物がこんな価格で…と驚くこともあります。
そんな時代にあえて手づくりするのは、作ることそのものが「思い出」になるから、と彼女は書いています。
著者の生き方に賛同する人が多い理由が、本書を読むとわかるような気がしました。
著者:美濃羽まゆみ
出版社:家の光協会