大和言葉とは何でしょうか。
平安の時代に宮廷人たちが使った雅な言葉でしょうか。
本書では、外来語ではない日本で生まれた言葉を「大和言葉」として紹介しています。
今では少し懐かしい言葉もあれば、現役のものもあり、一度は使ってみたい言い回しもあります。
わかりやすい例と、ニシワキタダシさんのイラストも楽しい図鑑です。
使いなれない言葉なので「二の足を踏む」かもしれませんが、本書を読んだとは「おくびにも出さず」、けっして「付け焼刃」ではない、「そらんじている」大和言葉を使ってみましょうか。
「ありきたり」ではない、「そこはかとなく」優しい言葉使いに、「奥ゆかしい」人という評価を得られるかもしれません。
長々と「したためました」が、このあたりで「おいとまいたします」。
(多少使い方が間違っていても「目くじらは立てない」ようお願いします)
著者:海野凪子
絵:ニシワキタダシ
出版社:誠文堂新光社