「ふせん」の始まりは、接着力の極めて弱い接着剤の発明でした。
接着力を競う製品が次々誕生する中で、その接着剤を使い、貼った後で剥がせる紙片を作ることを思いついた人は偉大です。
当初は資料や本の大事な所に印をつける使い方が中心ではなかったかと思われます。
しかし、色々書けて後で剥がせるからこそ用途が広がり、使い方が多様化するからこそ種類も豊富になっていく。
ひとつの発明が楽しく進化していく過程が見えます。
本書はそんな「ふせん」の達人たちによるふせん使いを紹介しています。
ページをめくると、こんな使い方もあるのかと感心したり、驚いたり。
上手く活用すれば、表紙に書かれた「夢をかなえる!」も可能かもしれないと思います。
巻末には、ふせんカタログもあり、使う予定はなくても買ってみたくなりました。
出版社:宝島社