センターグループ紹介

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ひまわりの夢企画

ひまわりがつなぐ復興支援ボランティアグループです

阪神・淡路大震災から20余年、被災した人の数だけ物語があります。

今回は「ひまわりの夢企画」代表、荒井勣さんの物語をご紹介しましょう。

 

荒井さんは、震災前から神戸市西区で子どもたちとひまわりを育てる青少年育成活動を続け、「ひまわりおじさん」と呼ばれていました。

震災直後にはお手製の給水車で被災者に水を届け、その後は避難所となった小学校の校庭で手作り浴場「ひまわり温泉」を始めます。

 

春になっても避難所は解消されず、8月5日まで続けられました。

1学期の終業式には、避難所として使わせてもらったお礼にと、住民から手縫いの雑巾200枚が学校に寄贈されました。

荒井さんの活動が周囲の気持ちをも呼び寄せていった出来事でした。

 

そしてその年の春には、復興支援のボランティアグループ「ひまわりの夢企画」を立ち上げます。

瓦礫の町をひまわりで明るくしようとグループが配った種は、やがて大きく花開き始めます。

人工島にできあがったひまわり畑や、ジャンボひまわりコンテスト、ネットアートのひまわりなど、多くのひまわり活動が被災地を黄色く彩りました。

有名なゴッホの絵「ひまわり」と子どもたちが描いたひまわりの絵の合同展覧会も、東京で実現させてしまいました。

 

阪神・淡路以降も各地を自然災害が襲っています。

災害時、紙やプラスティックの食器で食べるのは味気ないものです。

少しでも日常に戻ってもらおうと、荒井さんたちは家庭で眠る新品の食器を、全国から集めて被災地で配る「お茶碗プロジェクト」も始めました。

 

避難所で開く憩いの場「ひまわりサロン」、お弁当に加える温かい一品のおかず、園芸セラピーとしてひまわりの種を配布。

他にも「ひまわりサンタ」等、アイデアは尽きません。

本当に求められている物や時を考え、すばやく行動に移すフットワークも重要なのです。

メンバーだけでなく、被災地で知り合った全国のボランティアとの協力体制も生まれました。

 

防災教育も大切な活動のひとつです。

「人と防災未来センター」での語り部や、「防災楽習迷路」の出前授業などを実施しています。

これは震災時の室内を迷路に見立て、行き止まりや、かがまずには通れない箇所を作って、震災発生時にどう行動すべきかを学べます。

啓発活動にも「ひまわりの夢企画」らしい独自のアイデアが光っています。

 

 

ひまわりの種が風で運ばれないのと同じように、「ひまわりの夢企画」の心は人から人へ思いを込めて手渡されてきたのです。

 

「活動はお節介と言われても当たり前。ボランティアは受けた人が評価するもの」と明るい笑顔で語るひまわりおじさんでした。

 

 

 

Special Voiceひとコトコメント

神戸生活創造センター広報誌PiPiNしんぶんの179号でご紹介しました。

グループの活動に関するお問い合わせについては、神戸生活創造センター・生活創造プラザまで。