マインドフルネスが注目されています。
マインドフルネスとは、マインド(意識)をフル(集中)にすること。
今この瞬間のみが自分が手にできるすべてであると理解し、「今」を人生の最大の焦点とすることです。(本文より抜粋)
グーグルを代表とするビジネス界や、医療、軍関係でも取り入れられ、最近ではキラーストレスを取り上げたテレビ番組で紹介されました。
著者自身の経験やキング牧師、ソローやスティーブ・ジョブズなどの著名人の逸話、東日本大震災後の日本人の言葉や日本の俳句などを例にとった、わかりやすい内容になっています。
スタンフォード大学の心理学者である著者は、アイルランド系アメリカ人を父、日本人を母として米国で育ちました。
祖母と共に松山市で過ごしたり、東京大学で教鞭をとったこともあります。
著者の日本文化との深い関わりは、読者がマインドフルネスを実践するうえで大きな助けとなるでしょう。
図書室で購入した本ですが、敢えて言います。
本書は手元に置いて、何度も開くべき本だと。
著者:スティーヴン・マーフィ重松 訳:坂井純子 出版社:講談社