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石巻赤十字病院の100日間 増補版

 東日本大震災で甚大な被害にあった石巻。唯一水没を免れ、自家発電機があった病院の3月11日からの記録です。

 

 治療を必要とする人たち、妊婦、そして避難所を求める被災者たちで溢れんばかりの病院で、1人でも多くの命を救おうとする、自らも被災した医療関係者たちの姿が描かれています。

 

 食べ物やトイレを求める一般の被災者に対し、「あなたがたよりもっと困っている人がいます」「みなさんが中に入ったら、この病院は潰れます。病院が潰れたら、石巻が潰れます」と拒否せざるを得ない病院関係者。

何事もなければ団欒を楽しんでいたはずの家族が時には傷つけあう場面もありますが、奇跡の生還や、低体温にも負けなかった胎児の生命力の記録に安堵します。

 

 クラッシュ症候群、エコノミークラス症候群、トリアージといった言葉が決して未知のものでなくなったのは悲しいことかもしれません。しかし、阪神淡路大震災以降、マニュアル化して備えてきたからこそ、より多くの命を救うことができたのです。

 

 本書を発注した1週間後、熊本地震が発生しました。つらい内容ですが、全力で医療に取組んだ人々に、パンドラの箱の底にあった「希望」を見た気がしました。

 

 

著者:石巻赤十字病院+由井りょう子 出版社:小学館

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2016年5月の新着図書です。

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