図書・イベント

図書

さっぱりと欲ばらず

 2019年に101歳でご逝去された吉沢久子さん。

 本書は、その吉沢さんが99歳の時に書き著したエッセイです。

        

 そこに並ぶのは、とてもシンプルな言葉たち。

 一見すると、ありきたりな言葉のように感じられるかもしれません。

 けれどそれゆえ、まっすぐ心に届きます。

            

 吉沢さんの晩年のお姿しか知らなかったため、その穏やかな佇まいからは

 思いもよりませんでしたが、幼少期には両親の離婚を経験され、15歳から

 自立のために働き始め、結婚、そして戦争を経て生活評論家としてご活躍

 されながら、後年にはお姑さんの介護も経験されたそうです。

           

 その人生にはきっと、様々なご苦労があったことでしょう。

    

 そんな吉沢さんだからこそ、自分が本当に必要とするものに気づき、毎日

 を笑顔で過ごすための秘訣を知り得たのかもしれません。

           

 医療の進歩とともに「人生100年時代」という言葉も現実味を帯びてき

 ましたが、毎日を楽しく健康に暮らしてこその100年です。

       

 年齢を重ねた自分を思い描くとき、「ありたい姿」に近づくためのヒント

 となる言葉が詰まった1冊です。

         

         

 著 者:吉沢 久子

 出版社:中央公論新社 

        

       

Special Voiceひとコトコメント

 2021年6月の新着図書です。

          

図書一覧へ戻る
図書
まちづくり

まちづくり

自己啓発

自己啓発

ライフスタイル

ライフスタイル

遊・知・美

遊・知・美

ストーリー

ストーリー

イベント
センターからのお知らせ

図書コーナー

新着図書