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天邪鬼のすすめ

「家族という病」がベストセラーとなった元NHKのアナウンサー。

多くの人が思い浮かべる著者のイメージです。

              

本書は、彼女が最初の目標であった物書きになるまでの道のりを語った、自伝とも言える一冊です。

         

職業軍人を父として生まれた著者の家族の絆は、戦争によって破壊されます。

そんな経験から生まれた「家族という病」、その衝撃的な書名から冷たい人ではと想像しがちですが、人間すべてを否定しているわけではありません。

         

折々に影響を受ける女性に出会い、大きなチャンスにも恵まれたのには理由があるからです。

      

紆余曲折を経て今の彼女があるのは、天邪鬼というより正直だったから。

本書を読み、そんな風に感じました。

         

             

著 者:下重暁子 

出版社:文芸春秋

        

      

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2019年7月の新着図書です。

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