近年の災害で犠牲者の大半は60歳以上だそうです。
防災の本というと難しそうに思えます。
ですが本書は、大震災に遭ったシニア夫婦の物語を元に、何が起き、何が脅威となるか、その時に何をすべきか、事前に何をすべきだったかを、わかりやすく解説しています。
また、被災者の生活再建についても書かれています。
防災は必要とわかっていても先延ばしにしたり、経験したからこそ思い出したくない人もいるかもしれません。
今まで無事だったから、という自信が命取りになるかもしれません。
災害大国であり超高齢社会の住人として、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
著 者:三平洵(監修)
出版社:産業編集センター