兵庫県には姫路城があります。
現存12天守のひとつで、多くの建築物が残り、白鷺城と呼ばれる美しい城。
姫路城が「城」の基準になってしまったために、兵庫県民は十分な城の楽しみ方を知らないのではないか・・
そんなことを思うほど、本書では様々な楽しみ方が紹介されています。
著者が「お城県」と呼ぶ兵庫県。
石垣やわずかに残った遺構を訪ね、地図を見ながらかつての城下町をたどるのもいいでしょう。
たとえ痕跡は石碑だけでも、そこに立つだけで、時を超えてその時代に生きる人々の息吹を感じられるような気がします。
著 者:本岡勇一
出版社:神戸新聞総合出版センター