刺激物を含みます。
想像力が豊かすぎる方、生き物、特に爬虫類や昆虫が苦手な方、逆に生き物をこよなく愛する方は、読まれる際にご注意ください。
本書は、子どもの頃は胃腸が弱く好き嫌いも多かったという著者が、辺境探検を機に挑んだ奇食珍食の記録です。
読み進むと、世界各地で様々な生物が文字通り「丸ごと」食用となり、命をいただくとはこういうことか、と納得させられていきます。
その土地そのものを語る「食」。
それを認め、受け入れ、尊重した時、世界は確実に大きくなるようです。
ただし別の方法で世界を広げたい方は、ぜひそちらでどうぞ。
著 者:高野秀行
出版社:文藝春秋